注文住宅に向いている人

注文住宅は、建売住宅と異なり、立てる場所に応じた建物の向きや間取りから始まり、内装や各種設備に至るまで施主が自分で決めてから、実際の建設が行われます。家のすべてを自由に決めることができる反面、自由度があり過ぎて計画に時間がかかったり、ついつい良い設備に目がうつってしまい、予算をはるかにオーバーした計画になってしまうこともあります。逆に、一戸建てに住むことができれば特にこだわりがなかったり、特にどうしたいという希望がない人も、注文住宅には向いていません。一般的に、注文住宅は自由度が広いために、建売に比べると費用が高めになる傾向があるため、特にこだわりもないのに高い買い物をする必要はないからです。

逆に、家に対してこだわりがある人は、注文住宅に向いています。例えば台所は動きやすく、色々な料理に対応しているほか、趣味のそば打ちや、或いはお菓子作りでも便利なように配置したいとか、将来のことを考えてバリアフリーにしておきたいとか、或いは今後両親と一緒に住むので二世帯同居できる間取りにしたり、ピアノが趣味なので床を強化したり壁や窓を防音にしたりと言った、こだわりがある人には向いています。家を建てる場所も関係するので、必ずしもすべてが希望通りになるわけでもありませんが、理想に近い家を建てるために土地探しから始めて、採光や通風を考えた家の向きを決め、家族構成や日々の生活の中での動きや好みを考えて部屋の配置や広さを決め、床材や壁の材質からカーテンの柄や素材に至るまですべてを決めることができます。そのために建築費は高めに習いますが、中古住宅や建売住宅を買って自分好みに替えようとするよりははるかに安く、自分の拘りを体現した家を取得することができます。

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