注文住宅でマイホームを建築するときは、定期メンテナンスのスケジュールも把握しておくと良いでしょう。定期メンテナンスのメリットは、住まいの経年劣化を事前に改善できることです。外壁や屋根など、経年劣化が進行してしまってから修繕すると、すでに雨漏りトラブルなどが発生してしまうことがあります。雨漏りトラブルは、建物の内部に悪影響を及ぼします。

注文住宅は設計者と施工者とのコンタクトが取りやすく、設計段階から施主の希望を反映させやすいシステムです。定期メンテナンスはアフターケアとして重要です。実際に故障や損傷などのトラブルが発生していないのに、調査や診断を業者に依頼するのは、決して容易ではありません。具体的なトラブルを報告できないからです。

現実にトラブルが発生していないと、無料見積りでは適切な診断結果を得られにくいこともあります。注文住宅の設計者と施工者が連携し、工務店が定期メンテナンスを行うと、適切な診断結果が容易に得られます。もちろんトラブルが発生していなければリフォームする必要がありませんし、予兆が発見されれば事前に工事を決められるので経済的です。注文住宅でマイホームを建築するのだから定期メンテナンスを行ってもらえる、と当然のように理解するのではなく、具体的にどのようなスケジュールで定期メンテナンスを行ってもらえるのかを説明してもらっておくと心強いです。

ある程度の時期を予測できれば、リフォーム費用を計画的に貯金することもできます。